相続した家を兄弟で分ける方法|不動産の分割対策
親が亡くなり実家を相続した場合、兄弟や家族の間で「この家をどう分けるのか」という問題が発生することがあります。
現金とは違い、不動産は簡単に分割することができないため、相続トラブルの原因になりやすい財産です。
実際に、相続財産に不動産が含まれている場合、どのように分割するかを相続人同士で話し合う必要があります。これを「遺産分割協議」といいます。
この記事では、相続した実家を兄弟で分ける代表的な方法と、それぞれのメリット・注意点をわかりやすく解説します。
相続した不動産がトラブルになりやすい理由
不動産は預貯金のように1円単位で分割することができないため、相続の際に意見が分かれやすい財産です。
例えば次のようなケースがあります。
・長男は住み続けたい
・次男は売却して現金で分けたい
・三男は賃貸にしたい
このように希望がバラバラになると、相続手続きが進まなくなることもあります。
そのため、相続した実家をどう扱うのかを早い段階で整理することが重要です。
相続した家を兄弟で分ける4つの方法
相続した不動産の分割方法には、主に次の4つがあります。
1 現物分割
現物分割とは、不動産をそのままの形で相続する方法です。
例えば
・長男が実家を相続
・次男は預貯金
・三男は別の土地
といったように、財産ごとに分ける方法です。
【メリット】
・手続きが比較的シンプル
・不動産を残すことができる
【デメリット】
・財産の価値に差が出やすい
・不公平感が生まれやすい
2 代償分割
代償分割とは、特定の相続人が不動産を取得し、その代わりに他の相続人へ現金を支払う方法です。
例えば
・長男が実家を相続
・兄弟へ代償金を支払う
という形です。
【メリット】
・不動産を残すことができる
・比較的公平な分割ができる
【デメリット】
・代償金を支払う資金が必要
・不動産の評価で揉めることがある
3 換価分割
換価分割とは、不動産を売却して得たお金を相続人で分ける方法です。
例えば
・実家を3000万円で売却
・兄弟3人で1000万円ずつ分ける
といった方法です。
【メリット】
・公平に分配できる
・相続トラブルが起こりにくい
【デメリット】
・売却まで時間がかかる場合がある
・思った価格で売れない可能性がある
4 共有名義
不動産を売らずに、兄弟で共同所有する方法です。
例えば
・長男 1/2
・次男 1/2
といった形で持ち分を分けます。
しかし、共有名義には注意点があります。
・売却には全員の同意が必要(*当社では、共有持分のみの買取も可能です。)
・管理や修繕で揉める
・相続が続くと権利関係が複雑になる
そのため、共有状態はトラブルの原因になりやすいと言われています。

相続した実家は売却して分けるケースが多い
実際の相続では、実家を売却して現金化する「換価分割」が選ばれるケースも多くあります。
理由は次の通りです。
・公平に分配できる
・管理の手間がなくなる
・固定資産税の負担がなくなる
特に次のようなケースでは売却を検討する人が多い傾向があります。
・誰も住む予定がない
・空き家になっている
・古い建物で維持管理が難しい

相続した古い実家はそのまま売却できる
「古い家だから売れないのでは?」と心配される方も多いですが、リフォームをせずに売却できるケースもあります。
特に不動産会社による「買取」を利用すると
・仲介より早く売却できる
・残置物があっても売却可能
・修繕やリフォーム不要
というメリットがあります。
相続した実家の扱いで悩んでいる場合は、売却という選択肢も検討してみるとよいでしょう。
相続不動産でお悩みの方へ
相続が発生すると
・実家をどうするべきか
・兄弟でどう分けるのか
・売却した方がいいのか
など、さまざまな悩みが出てきます。

当社では、司法書士・弁護士・税理士などの専門家と連携しておりますので、相続不動産に関するご相談をサポートすることが可能です。
「何から始めればよいかわからない」という方も、まずはお気軽にご相談ください。